マサ君の自然観察レポート

大変お待たせ致しました、masaです。

釧路湿原にもようやく春が訪れました。

自分もようやく冬眠から覚めた感じで、

春の陽気にうつらうつら、、、。

周辺、湖の氷も完全になくなり

御神渡りのレポートも遠い過去の出来事のようです

左の写真は、上からエゾエンゴサク、フッキソウ

（まだ咲いていません）、フクジュソウです。

他にも春の花達がだいぶ咲きはじめてますよ。

こちらは追々アップしていきますね。

写真一番上のエゾエンゴサクも食べられるのですが、この時期忘れちゃいけないのが

アイヌネギことギョウジャニンニクです！

そろそろ秘密のポイントへ採りに行かなければ。。。

それから、春を告げる鳥達も湿原に戻ってきました。

ウグイス、ノビタキ、オオジュリン、アオジといった

メンバーがさえずり始めています。

長い冬を越して、聞こえてくる彼らの声は

心の奥底まで響いてきます。

普段何気なく聞こえたり見えたりしていることが

一年を通したメガネで見てみると

全く違ったものに見えてきますよ。

そこいら中に感動、発見が転がっています。

さらに、今日は鳥関係の話題が他にもありまして

ハヤブサがカモに襲い掛かるところを目撃しました。

間近で見るハンティングの瞬間は大迫力でした。

結局、狩りは失敗しカモの夫婦は事なきを得ましたが、ハヤブサはがっかりでしょうね。

それから、もう一つの事件はメスのキンクロハジロが

釣り糸に絡まり、惨い状況になっているのを発見したことです。

針の一本が嘴にかかり、暴れた為でしょう体と水かきにも針がかかって糸が巻きつき、首が完全に後ろ

を向いてもがき苦しんでいる状態でした。

飛べないだけならまだしも、キンクロハジロは水中に

潜って逃げようとするので、捕獲保護するのが大変

でしたが、無事保護に成功し針をはずし、環境省に預けました。捕獲直後はかなり衰弱していたので、無事自然に帰ってくれるといいのですが。。。