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御神渡りレポート by MASA

 

御神渡り(おみわたり)レポート2003〜2004

12月

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12月14日 はれ

最高気温6.5度 夜間最低気温-13度

観測時気温-0.1〜3.2度

 

ごきげんいかがですか?Masaです。

 

御神渡り、こんなに立派になりました!

レポーター冥利につきます。

今日の観測は午前中、一番気温が変化している

時間のレポートとなりました。

冬の服装で歩いていると、暑いくらいの気温でした。

御神渡りも一日の中で一番変化している時分だったのでしょう。

氷の音がものすごいです。

今まで観測してきた日の中で、一番大きな音が鳴っていたかもしれません。

 

しかしながら、氷の割れる音、盛り上がる音は派手なものの、さすがに目に見えて御神渡りが変化する

ということはないようです。

運良くそんなシーンに立ち会ってみたいですね。

 

一枚目、二枚目はいつものように遠めから撮影しましたが、撮影している最中にも真横の亀裂からは

ビシバシと音がしていました。

 

高さも昨日から約5cm高くなっています。

三枚目の高さを測っている写真では、

氷が何重にもなって、日々の成長の跡が伺えますね

 

四枚目の写真は断面からの写真ですが、

綺麗ですね、複雑に模様を作りながら押し上げています。

 

五枚目の写真は二日前との比較写真です。

左が二日前、右が今日の写真です。

角度がきつくなっているのがお判りいただけるでしょうか?

 

さらに今日は、指が入るほどの出来立てのひびも

ありました。

小さな分岐もそろそろ出てきそうですよ。

 

今日の某新聞に御神渡りの記事が出ていました。

T湖が例年最も早く観測されると書いてありましたが

こちらS湖の御神渡りの方が早く観測されています。

今の所、S湖の御神渡りの方が綺麗なのも間違いないですね。

 

T湖の御神渡りはもう少し、安全に観測できそうになってからレポートしますので、もうしばらくお待ちください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月15日 はれ

最高気温7.5度 夜間最低気温-10.6度

観測時気温2.1〜6.0度

 

Masaです。

今日も午前中はとても暖かくなりました。

夜間の「しばれ」もそれほどではなかったようです。

 

今日の御神渡りは、昨夜あまり冷えなかったことも

あって、一枚目の写真のように2〜3cmの薄い氷が

盛りあがるいつもとは違う成長の仕方でした。

真中辺りから盛り上がり、ドーム状になっています。

近くで見ると、透明な輝きを放っていました。

 

これらの薄い氷はすべて、昨日暖かかった時に

とけていた、あるいは染み出していた水が凍ったものです。

氷全体が押し出されて出来る従来のケースとはちょっと違っていますね。

明日、どうなっているか楽しみにしたいです。

 

二枚目以降の写真では膨張により順調に成長した

個所が見られます。

昨日と比べても格段に角度がきつくなりました。

今までは、押し上げた氷の上に新しい氷が押し上げて角度がきつくなっていたのですが、今日は一番下の押し上げた氷から全体的に角度がきつくなっていました。

高さが10cmあるいはそれ以上高くなっています。

五枚目の写真は計測している個所を裏側から撮影

したものです。

綺麗に重なって成長してきているのが判りますね。

一枚一枚の氷は、不思議なガラス破片の固まりのようです。

 

 

上の写真は同じ場所を上と中から撮影しました。

今日出来た氷のトンネルです。

こんな綺麗なトンネルの中を歩いてみたいですね。

このトンネルもやはり、外から見ると薄い氷のドームといった感じですが、中には複雑な形、複雑な光を

秘めていました。

 

 

このように、ここS湖の御神渡りは表と裏で全く異った表情を見せてくれます。

表では力強く、荒々しい姿を。

裏側には、繊細で美しく、秘めやかに光を放つ神々しさをそなえています。

 

この神秘的な現象に昔の人々は何を思ったのでしょうか?

長野県諏訪地方では、『神様が諏訪大社に渡っていった跡』と。

屈斜路湖の周辺に住んでいたアイヌ民族には

『恋人たちを中島に運んでくれる巨大な蛇』

となんともロマンチックな伝説があります。

それを受けて、科学的に説明することができる

現代人の我々もこの現象を目の当りにすると、

思いを馳せずにはいられません。

12月16日 雪/くもり

最高気温0.1度 夜間最低気温-3.8度

観測時気温0〜0.1度

 

こんにちわ!Masaです。

今日の塘路は雪となりました。

久々の曇天です。

朝にはあがったので、積雪は1cmあるかないかです。

路面が滑りやすくなっているので運転には細心の

注意が必要です。

 

運転には気をつけていたのですが、やってしまいました。

湖に足を踏み入れた途端。。。

転びそうだなと予知していたにもかかわらず、

おもいっきり尻餅ついてしまいました。

まぁ、頭を打たなかっただけ幸いです。

皆さんも遊びに来る時は安全の為、帽子をかぶりましょう。

 

今日の御神渡りは夜間冷え込みがきつくなかった為

ほとんど成長は見られませんでした。

部分によっては小さくなったところも見受けられます。

昨日、一昨日と激しく成長音を響かせていた湖も

今日は静けさをとりもどしています。

足跡一つない、静寂の銀世界でした。

明日、晴れるととても綺麗でしょうね。

 

高さの計測では昨日と同じ場所がまた高くなっていました。

これは昨日の計測後さらに成長したものと思われます。

一番高いところで65cm程度ありますね。

 

最後の写真は昨日、氷のトンネルとご紹介した部分です。

あの写真の後、さらに盛り上がり

昨晩冷えて固まったようですね。

 

明日、どうなっているか楽しみにしながら今日はこの辺で失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

12月17日 くもり

 

最高気温0度 夜間最低気温-13.8度

観測時気温-2.8〜-3.4度

 

こんにちわ!Masaです。

今日も曇天で気温があがらず、

午前9時の段階で気温は-7度と寒い1日となりました。

レポート始まって以来、初の氷点下での観測です。

 

氷の状態はやはり昨日とほとんど変わりありませんでした。

 

ただ、昨日と違ったところは今日は氷が動く音がかなりあったということです。

観測時の気温は昨日より低かったものの、

気温の変化が大きかった為でしょう。

 

このことから、寒い日でも気温の差、気温の変化が激しい日であれば御神渡りは成長するようです。

 

明日は雪が降るようなので、どれだけ持ちこたえてくれるか心配ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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